CBD初心者の方がまずはじめに購入しようと思う製品は、聞き慣れているCBDオイルではないでしょうか。
最近ではK-1の武尊選手がCBDオイルのブランドを立ち上げたり、女優の紗栄子さんがYoutubeでCBDオイルを愛用していることを公表するなど、有名人達の使用が認知されて、世間でも密かにブームとなっています。
しかし気になるのは、やはりその変わった摂取の方法。
舌下(ベロの下)にCBDオイルを垂らして摂取すると聞くと、経験がなくて敬遠してしまう方もいらっしゃるかと思います。
また購入しても、いざ使用してみようかと思うと、
『CBDオイルはどうして舌下から吸収するの?』
『舌下摂取のポイントが知りたい』
『苦手な場合はどうすればいい?』
と言ったような疑問が生まれてくるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、『CBDの舌下摂取』について、以下のような内容をまとめます。
- CBDを舌下吸収する理由
- 舌下摂取する方法・コツ
- 舌下吸収が苦手な人はどうすればいいか
- 舌下以外の様々なCBD摂取方法
この記事を読めば、今まであまり馴染みのなかった”舌下摂取”について理解ができ、不安なくCBDデビューが出来るはずです。
変わった摂取方法の理由とそのメリットを理解し、決して安くないCBD製品で最大限の効果を感じていただきたいと思います。
一風変わってる?CBDを舌下摂取する理由やメリットを紹介
CBDオイルを購入すると、殆どの場合は舌下(ベロの下)からの摂取が推奨されています。
CBDの他の製品では、ベイプでの吸入や、グミ等での経口摂取などがありますが、どうして馴染みのない舌下摂取がオススメされ、そして人気なのでしょうか。
舌下摂取する理由①:短時間で効果実感が出来るメリット
CBDオイルを舌下から摂取する理由のひとつに、効果実感までのスピードが早いことが挙げられます。
実は下の裏側には、無数の毛細血管が張り巡らされており、その中には大きな血管も存在します。
CBDオイルを舌下に垂らすことで、その血管からCBDの成分が吸収されるといった仕組みです。
一方他の摂取方法としてあげられる、経口摂取の場合、CBDを摂取してから食道→胃→小腸→肝臓と言ったように、多くの臓器を経由した後に血管に吸収されるため、血液に循環されるまでに時間がかかります。
そのため、この効果実感までのスピードが早い、という点に舌下吸収が推奨されるメリットがあるのです。
ちなみにCBDオイルを舌下摂取した場合、効果実感できるまでのおおよその時間は、15分~1時間と言われています。
心臓発作が発症した患者に対して、ニトログリセリンなどの薬をを投与するんだけど、実はこう言った緊急性が高く、早急に効果を与えなければいけないような薬にも、舌下からの摂取は利用されているんだよ!
舌下摂取する理由②:吸収率から見たメリット
CBDの摂取方法に様々なものがありますが、グミやチョコなどの食品(エディブル)での摂取や、ドリンク類などの摂取、いわゆる経口摂取をした場合、『初回通過効果』という影響を受けます。
初回通過効果とは、CBDが全身を循環する前に肝臓を通った際、代謝酵素によって薬剤が代謝されることを言います。
つまり肝臓を通過した時点でCBDが代謝されることで、血液に到達する際には吸収できる割合が少なくなっているために、吸収率が落ちるのです。
その点、肝臓を通過させず、直接舌下の血管からCBDを吸収できる“舌下摂取”は、CBDオイルの摂取方法として理にかなっているのです。
この吸収率(バイオアベイラビリティ)の違いに関しては、後ほど詳しく解説いたします。
いざ体験!CBDの舌下摂取の方法を解説!何滴が最適なのか?
CBDオイルも決して安い商品ではないので、出来るだけ効果実感を得られるように摂取したいですよね。
以下で、CBDオイルの舌下摂取(ベロの下に垂らす)の方法やコツを紹介していきます。
何滴?舌下摂取の方法
CBDオイルの舌下摂取に関しては、上記イメージ画像のように、舌を上に持ち上げて、その下にスポイトを使ってオイルを垂らします。
- スポイトが入るように、舌を上に向けて持ち上げる
- 下顎と舌の間にオイルを垂らす
- 舌を元に戻して数十秒間待つ
- その後、残ったオイルを飲み込む
初め慣れずに難しい場合は、鏡を見ながら実践してみましょう。
またCBDオイルの摂取量に関してですが、販売メーカーの指示に従ってください。
一般的には、体の反応を見ながら摂取量を徐々に増やしていくのが良いとされています。
- 1週目:朝1滴・夜1滴
- 2週目:朝1滴・昼1滴・夜1滴
- 3週目:朝2滴・夜2滴
- 4週目:朝2滴・昼2滴・夜2滴
これはあくまでも参考なので、身体の反応をながら自分自身で量や摂取のタイミングは調整してみてください。
定量摂取を継続した上で、自分の最適な摂取量や、生活に馴染むタイミングを確立していって下さい。
もちろん目的や個人差もあるから、一概に最適量は断言できないしね!
CBDオイルの効果や摂取タイミングについては以下の記事をチェックしてみてください。
舌下にはどのくらいの時間溜めておけばいいの?
CBDオイルを舌下に溜めておく時間については、各販売メーカーの指示に従ってください。
ほとんどの場合が、ホームページ上で製品の利用方法について解説してあります。
しかし一般的な見解で言うとには、少なくとも60〜90秒は舌下に溜めておいた方が良いとされています。
舌下に垂らすのが苦手な方は・・・
CBDオイルはスポイトで1回分の摂取量を取り、舌下に垂らすと言うようなタイプの商品が一般的です。
海外ではこの手の商品(薬などでも)が多いので受け入れられますが、日本人には馴染みのない使い方だと思います。
もしこのスポイトタイプでの摂取が苦手な場合は、スプーンやスプレーを活用してみましょう。
スプレー化してCBDオイルを摂取する方法
スポイトで舌下に落とすのが難しい、もしくは気持ち悪くなってしまう場合は、スプレーノズルを購入して、スプレータイプのCBDオイルに変えてしまいましょう。
(もともとスプレータイプのものも存在します)
スプレー化すれば1プッシュという数え方ができるので、摂取量の管理はしやすくなるかと思います。
スプーンで舌下に垂らす方法
CBDオイルを舌下に直接落とすのが難しい方は、スプーンにCBDオイルを垂らしてから摂取してみてください。
これもCBDオイルを垂らした後は、同様に60〜90秒は最低でも待ってから飲み込むようにしてください。
CBDオイルの味が苦手な方に向けて
現在販売されているCBDオイルの中には、フレーバー付きのものもあります。
しかし無味の場合(フレーバー付きであっても)は、苦味を感じたり、味が苦手で摂取するのが難しく感じてしまう方もいらっしゃると思います。
無味のCBDオイルだと、『草!』と感じる人もいるみたい。
そんな風に感じると、摂取したくなくなっちゃうよね。。
例えフレーバー付きであったとしても、苦手な方はジュースと一緒に飲んだり、コーヒーなどと一緒に飲んだりするのもオススメです。
また蜂蜜やチョコレートなどの食品、オリーブオイルなどと一緒に摂取すると、問題なく摂取することができるはずです。
よくCBDオイルの摂取後に、乳酸菌製品(ヨーグルトなど)を食べると苦味がなくなるとも言われています。
ただし注意しなくてはいけないのは、こうした他の食品とCBDオイルを混ぜて摂取する場合、『舌下摂取』から『経口摂取』に変わってしまう点です。
吸収率と効果実感までのスピードの点で、舌下摂取よりも劣ってしまう可能性があることは理解しておきましょう。
しかしグミなどのエディブルも、直接飲み込んでしまうのではなく、舌下にしばらく置いてから食べることで、舌下摂取と近しい効果を出せる可能性があるよ!
またCBDオイルは加熱すると成分変化を起こし、効果が薄れてしまうことがあります。
コーヒーなどのホットドリンク混ぜる場合は、飲む直前に加えるようにしてください。
舌下以外のCBD摂取方法を4つ紹介
ここまでCBDの舌下摂取について解説してきましたが、CBDには他にも以下の4つの摂取方法が存在します。
- 吸入摂取
- 経口摂取
- 局所投与(トピカル)
- 経皮摂取
実は舌下を含めた4つの摂取方法では、摂取する部位や製品以外にも、吸収率(バイオアベイラビリティ)においても違いがあります。
バイオアベイラビリティとは、『人体に投与された薬物のうち、どれだけの量が全身に循環したのか』を示す指標です。
CBDが静脈内に直接投与される場合は、これはバイオアベイラビリティ100%となり、100%の薬剤を身体が使用出来るようになります。
ちなみに、舌下吸収の場合はCBDオイルを用いることが多く、その吸収率は6〜20%ほどと言われています。
以下で他のCBD摂取方法について解説していきます。
吸入摂取
まずは肺からCBDを摂取する、”吸入摂取”です。
この方法は基本的に、ベイプと呼ばれる電子タバコ(CBDリキッドを電気で加熱することで発生させた、蒸気を吸入する)で、摂取する形になります。
この方法では、CBDが含まれた蒸気が肺を通過し、血液に吸収されます。
肺で摂取するので、バイオアビラビリティを下げる原因である『初期通過効果』の影響を受けずに済みます。
既存のCBD製品の中で、最もバイオアベイラビリティが高い吸収方法になります。
CBDベイプでは、YoutuberのEvisJap (えびすじゃっぷ)さんをアンバサダーに起用した、RICHILLが人気だよね!
ベイプ(電子タバコ)など
経口摂取
次に紹介するのは、口からCBD製品を食べることで摂取する、経口摂取です。
エディブル(edible:食用の、食べられる)と呼ばれる製品がこれに該当し、CBDグミやCBDチョコレートは経口摂取によってCBD摂取します。
この摂取方法は『初回通過効果』の影響を受けるので、バイオアベイラビリティが低くなると言われています。
チョコレート・グミ・サプリメントなど
(これらは舌の裏で溶かすように摂取することで、舌下摂取と同じように吸収させることも可能です)
局所投与(トピカル)
次に紹介するのは、局所投与摂取です。
CBDバームやクリーム(トピカルと呼ばれる)などの局所塗布型のプロダクトを、皮膚に塗ることで局所的に炎症を抑制します。
炎症と言っても火傷のような炎症だけがあるわけではなく、局所投与でよく使われるのは、関節痛や筋肉痛などの、該当箇所の炎症が原因で起きている痛みなどです。
この局所投与摂取は血流にCBDが入らないため、バイオアベイラビリティという概念は無いものとして表記をしております。
ロールオン・バーム・クリームなど
経皮投与
最後に、一般的ではありませんが、経皮吸収型のパッチを皮膚に貼ることで、血流に成分が入るようなプロダクトも存有します。
局所投与と同様に皮膚から摂取しますが、こちらは直接血流に入り込む様になっているので、非常に高いバイオアベイラビリティを誇ります。
吸収型パッチなど
まとめ-舌下摂取はCBD摂取方法の中でも、効果実感までのスピードが早い!
今回の記事では、『CBDの舌下摂取』というテーマに沿って、その方法やコツ、メリットを紹介してきました。
全体を要約すると、以下のようになります。
- 舌下の血管からCBDが吸収されるので、効果実感が早い!
- 舌下摂取は”初期通過効果”を受けないので、経口摂取よりもCBDの吸収率が高い
- 味が苦手ならジュースやコーヒー、乳酸菌食品と混ぜるべき!
- 舌下以外にも、4つのCBD摂取方法がある
まだまだ一部のアーリーアダプターを除いて、CBD製品を使ったことがない方が大半。
一番人気のCBDオイルも変わった摂取方法となれば、参入障壁も少し高いですよね。。
今回の記事を通して、まずはCBDオイルからでも、CBDデビューを飾ってくれる方が出てくだされば嬉しい限りです。
CBDグミやキャンディーなど、気軽にCBD摂取できる商品もたくさんあるので、是非チェックしてみて下さいね。
以上「【何滴が最適?】CBDオイルは舌下摂取が一番良い?変わった摂取方法のコツやメリットを紹介」でした。