CBD商品1つとっても、ブランドやフレーバー、商品のレパートリーなど種類は様々です。
その中でも特に若者に人気なのが、CBDリキッド。
CBDリキッドは、ベイプと呼ばれる電子タバコで加熱することで蒸気化して、CBDを楽しむ商品です。
高濃度であることを謳う商品が目立ったり、CBD自体が大麻草の主成分であること等から、多くの方がその効果に対して多大な期待を抱いているかと思います。
しかしSNS上での口コミを見ると、CBDリキッドに対して効果がない、効かないという意見も見られます。
CBDリキッドを購入して同じような感想を抱いた方は、
- 『購入したCBDリキッドの効果がない、効かないんだけど。。』
- 『CBDリキッドが効かない理由と、効果が出る正しい使い方を教えて!』
- 『高濃度のCBDリキッドでキマることはできないの?』
- 『CBDリキッドの煙が全然出ないんだけど。。』
といった疑問も持たれているのではないでしょうか。
結論としまして、CBDリキッドにハイになるような効果はありません。
また、『高濃度』であることが良しとされている風潮についても、少し懐疑的な見解を持っているので、そこについても解説していきたいと思います。
期待を持って購入して頂いたCBDリキッド。
正しい理解と使い方を習得することで、その効果実感を少しでも高めることは可能です。
- CBDに期待されている効果の誤解
- あなたのCBDリキッドの効果がない理由
- 購入したCBDリキッドの効果を最大化させる方法
- 高濃度が良い!は間違い
- CBDリキッド(ベイプ)から煙が出ない時の対応策
この記事で紹介する使い方を実践していただければ、今お持ちのCBDリキッドに対して不満を抱いていても、より効果実感を上げて行ける可能性が高いです。
正しい使い方を身につけて、CBDライフを楽しみましょう!
やばい?CBDリキッドでキマることはあるのか?
まず大前提として理解しなくてはいけないのは、CBDの効果は、世間的に少し期待されすぎているということです。
CBDには確かに多くの薬理効果があることが研究でも明らかになっていたり、現段階でも色々な効果を期待する声が集まっています。
しかし、一部の方はその効果に対して過剰に誤解しているのではないかと感じます。
高濃度であってもCBDリキッドにハイになる効果はない
まず結論として、国内のCBDリキッドでハイになることはありません。
CBDには向精神作用が含まれておらず、その作用は同じカンナビノイドであるTHCに含まれているものです。
そしてTHCが日本では法律上規制されているので、国内で手に入るCBDリキッドでハイになることはないと言えます。
これはCBDリキッドの濃度が高い、低いに関係することではありません。
昨今の商品では、『高濃度CBDリキッド』と言う様なコピーが流行っていますが、そもそもCBDに精神作用がない時点で、いくら高濃度であろうが、ハイになる効果を得ることはありません。
THC自体は日本では規制されていますが、CBDと摂取することで、アントラージュ効果を生み出し、薬理効果が高まると言う現象も存在します。
あくまで日本で規制されてるだけで、悪い成分である訳ではないことは理解しておきましょう。
THCなどCBD以外の他のカンナビノイドについて知りたい方は、以下の記事を参照ください。
CBDリキッドは薬ではない!その期待されすぎている効果
CBD商品を購入するにあたって、皆さん様々な口コミやブログを拝見しているかと思いますが、内容によってはあたかもCBDが何にでも効果を示すかの様に、過剰に持ち上げているメディアもあるのではないでしょうか。
もし今そう思っている方がいましたら、ここでCBDが何でも治せる魔法のような薬だというイメージは捨てましょう。
みんなに魅力は知って欲しいけど、間違った理解で結果的にCBDの評価が落ちるのは良くないからね!
CBDは健康な状態をより元気にしていくと言うよりも、外部環境(ストレスや疲労など)によって不調を抱えた人を、徐々に健康体にしていくイメージに近いです。
これはECS(エンドカンナビノイドシステム)という現象で、哺乳類に備わっているカンナビノイド受容体(カンナビノイドをキャッチするところ)に、CBDが結合することで、元の正常な状態に戻していくことを言います。
- CBDの効果によって、(エナジードリンクかのように)通常よりプラスの効果を生み出す
- CBDの作用で、マイナスになった体調が段々と元の状態に戻る(ことで、結果的に効果を感じる)
上記の様に不調があれば、CBDリキッドの効果は感じると思いますし、そのペインの深さも実感の大きさには影響するでしょう。
エンドカンナビノイドシステムについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参照ください。
CBDリキッドが効かない!その4つの原因とは?
CBD自体が持つ効果について正しくご理解いただきましたでしょうか。
健康な方に効き目を感じてもらうのは少し難しくても、何かしら不調を抱えている方には、CBDリキッドが効果を発揮することは期待できます。
あなたがせっかく購入したCBDリキッド。
その効果がないと感じる理由を、4つピックアップして解説していきます。
CBDリキッドが効かない理由①:CBDの含有量が少ない
まず1つ目は、CBDの含有量が少ないケースです。
これは、購入したCBDリキッドに含まれているCBDの量がそもそも少ないということ。
CBDリキッド1つ取っても、商品1つに含まれているCBD含有量は、プロダクトに応じてマチマチです。
楽天などのネットショップを見ると、500〜1000mgが主流な様に思います。
CBDリキッドは商品によってリキッドの量も違うから、1回の摂取でどの程度のCBD量を摂取できるかを考えるべきだね!
濃度が濃くても、含有量が多くても、結局は1回の摂取量がキーだね!
CBDリキッドが効かない理由②:1回のCBDリキッドの摂取回数が少ない
2つ目は、1回で摂取するCBDリキッドの総量が少ないケースです。
これは考え方としては、1つ目の『(商品の)CBD含有量が少ない』という原因と根底は同じです。
つまり、含有量の多いCBDリキッドでも、1回の摂取回数(吸引回数)が少なければ、結果的に体内に取り入れられているCBD量は少ないということです。
じゃあ、沢山吸えば良いってことかな・・?
CBDリキッドが効かない理由③:逆にCBDリキッドを吸いすぎた
2つ目の原因を見て、ではCBDリキッドの摂取回数を増やせば効果が出るのか、と思うと思いますが、少し待ってください。
ここがジレンマなんだけど、摂取量を高めすぎることで逆に効果が出にくくなることもある様なんだ。
海外の研究では、CBDの摂取量を一定量まで増やすと、逆に効果的でないことを示しているものもありました。
2.5、5.0、および10.0 mg / kgの用量では、抗不安薬のような効果であるエントリー率(オープン/エントリーの総数)が大幅に増加しました。20.0mg / kgの用量のCBDはもはや効果的ではありませんでした。
https://link.springer.com/article/10.1007/BF02244012?LI=true
無闇やたらに大量摂取することが、効果がないと感じてしまう原因かもしれません。
CBDリキッドが効かない理由④:アイソレートのCBDだった
4つ目は、お持ちのCBDリキッドの成分が、アイソレートCBDだったと言うケースです。
これは、CBD以外の成分が入っていないために効果実感が薄かったということです。
CBDの抽出方法は、大きく分けて3つあり以下の通りです。
- アイソレート・・・CBD単体
- ブロードスペクトラム・・・CBDと他のカンナビノイドが1つでも加わっている
- フルスペクトラム・・・全てのカンナビノイドが含まれている
CBDにはアントラージュ効果というものがあり、単体で摂取するより、他のカンナビノイドやテルペンなどと一緒に摂取することで、吸収率や薬理効果が高まるとされています。
あなたのCBDリキッドの成分がアイソレートだった場合、それが効かないと感じている原因と考えることはできます。
様々なCBDの抽出方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
CBDリキッドの正しい効果が出る使い方!諦める前の4つの対策
上項で、あなたがCBDリキッドを効かない、効果がないと感じる原因について、想定される4ケースをご紹介しました。
次は、より効果実感を高めるための、正しい効果が出る使い方を解説していきます。
CBDリキッドの効果を高める対策①:高濃度のCBDリキッドに変えてみる
まず提案したいのが、現在お持ちのCBDリキッドを、高濃度の商品に変えてみる対策です!
低濃度であったり、商品自体に含まれるCBD量が微量だと、当然ながら効果は感じづらくなります。
現在お持ちのCBDリキッドの濃度(実際には含有量を計算)を確認して、それ以上の高濃度のCBDリキッドを試してみてください。
これが最も効果ないと感じる人に適している方法であると感じます。
今よりも高濃度(実際にはCBDの含有量が多い)商品に切り替える!
CBDリキッドの効果を高める対策②:CBDリキッドの吸引回数を増やす
1回で摂取するCBDリキッドの量(吸引回数)を増やしてみましょう!
以下の2つを比較した場合、高濃度だから前者の方が効果があると感じるかもしれません。
- 高濃度のCBDリキッドを1パフ(電子タバコを吸って、1回煙を吸うこと)
- 低濃度のCBDリキッドを10パフ
しかし実際に重要なのは、体に取り入れることができたCBDの総量なので、高濃度であっても摂取回数が少ないと効果も効きずらくなります。
最適量は基本的には、自分の様子をチェックして徐々に増やしていくのが良いと思います。
体の調子や変化を確認しながら、段々とCBDリキッドの摂取量(吸引回数)を増やす!
CBDリキッドの効果を高める対策③:CBDリキッドの吸引回数を減らす(何回吸えば良い?)
摂取しすぎていた方は、CBDリキッドの回数を減らしてみるのもアリだね!
CBDリキッドに限らず、CBDはある程度のラインまでは摂取量を増やした方が効果実感は感じられるでしょう。
しかし多量に摂取することで、その効果が上手く作用しなくなるラインがあります。
無闇に吸引回数を増やすのは得策ではありません。
1回の摂取で何回吸えば良いかについては、メーカに問い合わせの上、その基準をベースとしながら、自分の体の調子を見ながら最適解を模索してみてください。
CBDリキッドを摂取しすぎていた方は、回数を減らしてみる
CBDリキッドの効果を高める対策④:ブロードスペクトラムのCBDリキッドに変える
ブロードスペクトラムのCBDリキッドに切り替えてみよう!
CBDアイソーレとに比べて有効成分が多く入っていることになるので、価格は上がってしまうのが少々ネックですが、出来るだけカンナビノイドやテルペンの種類が多いものを選びましょう。
最近ではそれぞれのカンナビノイド単体(CBNだけ等)での販売をしている業者もあるので、既存のアイテムに混ぜる形で使うのも良いですね。
CBD以外のカンナビノイドやテルペンが入った、ブロードスペクトラムのCBDリキッドを選ぶ!
そもそもの正しいCBDリキッドの吸い方
CBDリキッドは、正しい吸い方を知らないとしっかり効果を実感できないことも…!
CBDリキッドの吸い方の手順を解説します。
温度設定
CBDリキッドの効果を実感するためには、温度設定が重要です!
加熱温度が高ければ効果が高くなるというものではなく、あまり高い温度で加熱するとCBDの有効成分が燃焼して効果が薄まってしまいます。
温度設定は195~225度くらいが適しています。温度調節が可能なヴェポライザーを購入しましょう。
パフボタンを押し、ゆっくり吸い込む
マウスピースに口をつけ、パフボタンを押します。
ゆっくりと吸い込みます。
※この時、焦って吸い込みすぎるとむせてしまうので注意。
パフボタンを離しても、まだ口は離さず吸い込む
2秒ほど吸い込んだらパフボタンを離します。
パフボタンを離しても、マウスピースから口は離さず吸い込みます。
水蒸気化したCBDリキッドがデバイス内に残ってしまわないように
余すことなく吸いましょう。
CBDの蒸気を肺に溜めて、息を止める
CBDリキッドは、肺の毛細血管を通じて体内に吸収することで効果を実感できます。
そのためCBDを肺に長く溜めておくことで、最大限の効果を実感することができます。
肺に長く溜めるコツは、吸うときに肺に余力を残しておくことです!そうすることで、息を長くとめておくことができます。
最初は無理のない範囲で、ゆっくり5秒ほど溜めてみてください。
腹式呼吸は吸うときにお腹をふくらませ、吐く時にお腹をへこませるイメージで行います。
同じ要領で、肺をふくらませて吸って肺をへこませながら吐くといいですよ。
ゆっくり吐き出す
ゆっくり吐き出します。
CBDリキッドはCBDオイルなど他の摂取方法よりも効果を早く感じやすいです。
リラックスしていく感覚を身体で実感してみてください。
CBDリキッドから煙が出ない時の対策
CBDリキッドの商品ページなどで、『爆煙』なんていうコピーをよく見かけませんか。
煙がモクモクと大量に出るのを好むベイプ愛用者は多いです。
この爆煙は、リキッドの品質がどうこうと言うよりも、ベイプ(電子タバコ本体)が重要であり、高い温度とワット数によって再現が可能です。
また実はCBDは高温に弱く、一定のライン(燃焼点)まで到達すると、有効成分が消滅してしまうことがあります。
- CBDリキッドの沸点:160度〜180度
- CBDリキッドの燃焼点:230度〜290度
- CBDリキッドの加熱目安:180度〜230度
リキッドが蒸気化して、かつ効果を得られるのが180〜230度の間ってことだね!
CBDオイルもフィルムが遮光性なケースが多く、それは日光の熱によって品質が損なわれないためなんだ。
爆煙を吐きたい方は、180〜230度で加熱することで楽しめるでしょう。
また主流のカートリッジタイプであれば、本体の充電と、カートリッジの取り替え時期が主な原因です。
ただし、実は煙が出ない方が香りが楽しめて、リキッド自体は長持ちするので、効果面を重視するのであれば、煙が出ていないのはそこまで悪いことではないことも把握しておきましょう。
最強のCBDリキッドは?やはり高濃度がおすすめなの?
SNSやブログを見ていて、多くの方が『高濃度』『よく効く』『最強』といったワードとともに、強い効果を得られるCBDリキッドを求めている印象を受けています。
これはCBDリキッド(またはベイプ)がVICEプロダクト(少し悪かっこいい様な雰囲気の商品を指す海外の俗語)であることが理由にあると思い、検索ユーザーは、海外文化の影響からTHC感覚が抜け切れてないのかなとは感じます。
そこで次は、高濃度のCBDリキッドについて言及していきます。
CBDリキッドで重要視すべきは濃度ではなく、含有量
まず結論として、CBDリキッドは『濃度』ではなく、『含有量』で選ぶ癖をつけましょう。
これはCBDの濃度と含有量の違いを理解すれば、言いたいことがわかると思います。
前提:水10mlは10g。
(水とオイルで多少差はあるが)10mlのCBDリキッドも、10g=10000mgである。
仮定:濃度10%のCBDリキッドのケースで仮定する。
比較:同じ10%濃度のCBDリキッドであっても、そのリキッド自体が10mlなら1000mg、20ml2000mg、CBDが含有されていることになる。
結果:つまり同じ濃度であっても、そもそものリキッドの量によって、CBDの含有量が違うので、結果的にはそのCBDリキッドの商品自体に、どのくらいのCBD量が含まれているかを把握するのが大切。
効果実感を強く得たいということが目的であるならば、『高濃度』というワードに踊らされず、CBD含有量に目を向けましょう。
ドンキで販売されているCBDリキッド
最近ではCBDはネットだけではなく、ドンキなどの大型の量販店で販売されているケースも目立ちます。
これは個人的な見解になりますが、現在時点で並べられている商品は、資本力がある会社のブランドが多く、口コミやランキング記事などではあまり見られない商品も目立ちます。
ドンキにもあるCBDfxは、海外に拠点をおく信頼性のあるブランドなのでオススメですよ!
初心者として試すのは良いと思いますが、ネットではもっと沢山の商品があるので、是非色々と調べた末に、CBDバージンを捧げる商品を決めていただきたいです。
初めに購入する商品は、良いブランドに当たって欲しい気持ちが強いです。
CBDリキッドにおける注意点
吸い方の説明でもいくつか注意点を挙げていますが、特に気を付けるべき点を挙げます!
爆煙はNG
爆煙で一気に燃焼したCBDを吸い込むことは、むせる原因になる上、有効成分が燃焼してしまい効率的に摂取できなくなります。
CBDリキッドはパフボタンを長く押さずに、少量ずつ摂取する方法がおすすめです。
ヴェポライザーによりますが、目安のワット数は20W以下での摂取がいいでしょう。
温度管理
CBDは160~180℃で気化して230℃から燃焼が始まります。
温度は高くても225℃までで調整をすることで、有効成分が燃焼せずに効率的にCBDを吸うことができます。
ヴェポライザーには温度管理機能があるものがあります。あらかじめ225℃以上にならない設定をしておくことでパフボタンを長く押してしまった際にも燃焼の心配なく摂取することができます。
【まとめ】CBDリキッドが効かない時は、含有量の高い商品で摂取量を増やすべし!ただし摂りすぎはNG
今回の記事では、『CBDリキッドに効果ない、効かない』と感じた方に対して、『CBDリキッドの正しい効果が出る使い方』を提示すると言うテーマに沿って、解説させていただきました。
全体を要約すると、以下のようになります。
- CBDリキッドではハイにならない
- 健康体な人にはCBDリキッドの効果は感じづらい
- CBDリキッドは、CBD含有量の多い商品を選ぶ
- 効果ない場合は、過剰摂取は避けながらも、体の調子を見て摂取回数を調整すると良い
せっかく購入して頂いたCBDリキッドなので、是非効果を感じていただきたいです。
また同時に、誤った認識でCBDリキッドの効果が否定されることも避けたいと思っています。
同じ商品でも、正しい使い方によって効果実感を高めることは可能なので、この記事を通してあなたのCBDリキッドによるCBDライフが、より充実したものになることを願っています。
以上「CBDリキッドの効果がない?煙が出ない?正しい効果が出る使い方4選」でした。