CBDとは何か?『0から10』までわかる記事はこちら

【ムダに高い!?】CBDビールに効果はない?正しい効果が出る飲み方4選

CBDビール

CBDビールなんていう商品があるのを、皆さんは知っていますか?

これはCBDビギナーの方では初耳の方が多いと思いますが、実は渋谷などの幾つかのカフェでは、既にCBDビールは提供されています。

日本ではCBDですらまだ広まり切っていないので、馴染みがないかと思います。
しかし海外では、CBDを入れたショットやビールなどのアルコール類が人気だったりするのです。

ですが、そもそもアルコールとCBDの同時摂取に効果があるのでしょうか?

私も初めて聞いた時は、アルコールの作用とCBDの作用には相反関係があると思っていたので、ブームに肖った商品が出てきたな〜。。という印象を受けました。

そして現にCBDビールを試した方や、興味を持っている方からは、

  • 『CBDビール飲んだんだけど、効果がないし、効かないよ。。』
  • 『飲み方によってCBDビールの効果が増したりするのかな?』
  • CBDビールでキマることはできないの?』
  • 『そもそもCBDとアルコールを一緒に摂取するのって危険じゃないの?』

といった声も聞こえており、その効果に対して懐疑的な方も多い様です。

結論としまして、CBDビールにはハイになる効果はありません。
また効果に関していうと、食べ合わせによって効果実感を高めることは可能かと思います。

この記事のポイント
  • 危険?CBDとアルコールの同時摂取について
  • 飲んでみたCBDビールの効果がない理由
  • CBDビールの効果を最大化させる方法

この記事で紹介する正しい効果の出る飲み方を実践すれば、CBDビールの効果が高まる可能性があります。

CBDビールは、健康志向の方から興味を集めるCBDの、新しいターゲット層への参入になり得ます。
今まで全くCBDに対して興味がなかった方が、アルコールという低いハードルから試して頂けるチャンスでもあります。

せっかく通常より高価なビールに手を出して頂くので、正しい飲み方をして、少しでもCBDの魅力に気づいて頂ければ幸いです。

目次

危険?CBDとアルコールの同時摂取における効果

CBDビール

CBDビールの話の前に、まずCBDが麻由来の成分であることから、『ハイになる』のではないかという心配を持っている方もいっらしゃると思いますので、まずはその点から解説していきます。

まずCBDビール自体にハイになる効果はない

まず結論として、CBDビールを飲んだからといって、ハイになってしまうという事実はありません。

実は、ハイ(=陶酔状態になっている状態)になってしまうのは、CBDと同じカンナビノイドであるTHCという成分に原因があります。

THCにはCBDと異なり、向精神作用があるのですが、これが興奮状態を及ぼすのです。
しかしTHCは、大麻取締法によって日本では規制されています

加えて海外からCBD原料やCBD製品を輸入する際、THCが混ざっていないかを厳しくチェックされます。
つまり国内で販売できているCBDビールは、その審査を突破したCBD原料を使っているので、THCが入ってはおらず、それ故にハイになることはないのです。

THCが検出されたら輸入のタイミングでアウトだから、販売出来るところまで来ている商品は基本的にリスクなしってこと。

THCってそんなに危ない成分なの??

日本では禁止されているけど、CBDと相性が良いのもあって、医療・嗜好の両方の目的で海外では使用が認められていることもあるんだ!

実はCBDとTHC(などのカンナビノイド類)を一緒に摂取することで、アントラージュ効果という現象が起き、互いの成分の薬理効果が増幅するとされています。

その為正しくは、日本で販売されているCBDビールにはハイになる効果がない、ということです。
そしてTHCは日本では禁止ですが、必ずしも悪い成分ではないと覚えておいてください。

CBD以外の他のカンナビノイドについて知りたい方は、以下の記事を参照ください。

CBDとアルコール同時摂取のメリットを3つ紹介

次に、CBDとアルコールを同時に摂取することは危険なのではないか?というご質問に関してです。

確かに世間的には、どちらも高テンションになってしまうと思われていそうですし、CBDにリラックス効果があると思っている方からすれば、効果を打ち消し合いそうな予感がしますよね。

しかし実は同時摂取にはメリットがあると言われています。
まだまだ研究数が少なく、可能性があるという段階ですが、今回3つのメリットをご紹介いたします。

CBDビールに期待される効果①:細胞や臓器への負担を予防する可能性

1つ目は、アルコールによる各器官への悪影響を抑えるかもしれないということ!

何となく皆さんも想像がつくと思いますが、アルコールの過剰摂取は、脳細胞や組織細胞の損傷、肝臓などの臓器の炎症や慢性疾患のリスクを高めます。
そして実は、CBDはそんなアルコールが体に与える悪影響を抑制する効果があると示され、期待を集めています。

また別のマウスを使った研究では、CBDがアルコールから誘発される脂肪肝に対して、その保護に寄与するという事例も出ています。

CBDビールに期待される効果②:血中アルコール濃度を下げる可能性

2つ目は、血中のアルコール濃度を下げてくれるかもしれないということ!

血中アルコール濃度とは、お酒で吸収したアルコールが血中に移動した時の濃度のことです。
飲酒運転の判断材料などに使われますが、CBDのバイオアベイラビリティに近い感覚ですね。

そしてこの関係性に関する研究は少ないですが、アルコールとCBDの同時摂取により、血中アルコール濃度が低くなったという報告があります。

しかし、こうした研究ではCBDの投与量が多いケースがある様なので、一般人が摂取する量(市販のCBDビールに含有されているCBD量)で同じ様な効果が見込めるかは迂闊に判断できないところですね。

バイオアベイラビリティの詳細に関しては、以下の記事からご確認いただけます。

CBDビールに期待される効果③:アルコール依存症対策になる可能性

3つ目は、アルコール依存の治療に寄与する可能性があるということ!

またしてもマウスでの研究段階ですが、CBDを摂取することでアルコールの依存症に有効性があると指摘している結果が報告されております。

ただとにかくCBDとアルコールの分野は、まだまだ研究が足りないから、『可能性がある』という段階で発言は控えておくね!

CBDビールが効かない!その4つの原因とは?

CBDビール

CBDとアルコールの関係についてご理解頂けましたでしょうか。

しかしCBDビールの効果に満足していない方からすれば、学術ベースでCBDとアルコールに良好な関係が期待できたとしても、実際に効果が得られなかったら意味がないですよね。
そこで、あなたのCBDビールの効果が薄い原因を、4つピックアップしたので解説していきます。

①:CBDビールだけを飲んでいる

まず1つ目は、特につまみなど無しでCBDビール単体で飲んでいるケースです!

これはCBDオイルに効果がないと感じた方へのアドバイスと被るのですが、空腹時よりも食事と一緒に摂取した方が、CBD自体の吸収率が高まると言われています。

寝る前や作業中の一杯として、CBDビールだけで飲んでいる場合は、まだ改善の余地がありそうです。

②:CBDの含有量が少ない

2つ目は、CBDビールに含まれるCBD含有量が少ないケースです!

これは、あなたが飲んだCBDビールに、そもそも微量のCBDしか含まれていないということです。

CBDビールは、1本ごとの量が決まっているので、CBD量の調整が容易です。
また商品のパッケージにも、含有されているCBD量が記載されているはずです。

他のCBDビールよりもCBD含有量が少ない場合、それが効果実感がない原因と考えられます。

③:CBDビールの飲酒量が少ない

3つ目は、あなたが飲酒したCBDビールの量がそもそも少ないということです!

これは捉え方は、前項の『CBD含有量が少ない』という原因と考え方は同じです。

飲酒したCBDビールが1本から2本になれば、そもそもの摂取しているCBD量にも2倍の差が生じます。

アルコールの強さは体内の分解酵素の数によって決まると思いますが、CBDの効果もカンナビノイド受容体の数によって決まると言われており、かなり個人差があります

少量のCBDビールでは効果を感じづらい体質なのであれば、CBDビールの飲酒量が少ないのが原因である可能性もあります。

④:アイソレートのCBDビールだった

そして最後4つ目は、そのCBDビールに含有されているCBD原料が、アイソレートだったということです!

これは、CBD以外の成分が入っていないために効果実感が薄かったということです。

CBDの抽出方法は、大きく分けて3つあり以下の通りです。

CBDの抽出方法3つ!
  • アイソレート・・・CBD単体
  • ブロードスペクトラム・・・CBDと他のカンナビノイドが1つでも加わっている
  • フルスペクトラム・・・全てのカンナビノイドが含まれている

CBDは他のカンナビノイドやテルペンなどと一緒に摂取することで、アントラージュ効果を発揮するので、吸収率や薬理効果が高まるとされています。

あなたのCBDビールがアイソレートならば、まだ効果最大化の打ち手はあります。

様々なCBDの抽出方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

CBDビールの正しい効果が出る使い方!諦める前の4つの対策

CBDビールで乾杯する

CBDビールの効果がない、効かない時に想定される4つの理由についてご紹介いたしました。
次はその対策をご提案させていただきます。

①:油分を含む食事と食べ合わせる

まず試していただきたいのは、食べ合わせを考えて、油分のある食事と一緒にCBDビールを飲む方法!

CBDは脂溶性であるので、油と一緒に摂取することで吸収率が高まります。

ちなみにCBD製品の代名詞がCBDオイルなのはこれが理由だろうね!

ですので、CBDビール単体で飲酒をするのではなく、油分のある食事と一緒に飲酒しましょう。

またその時にトランス脂肪酸のある体に悪い食べ合わせをするよりかは、オリーブオイルやMCTオイル、魚の油などの良質なオイルと食べ合わせると尚良いでしょう。

②:CBD含有量の多いCBDビールに変えてみる

2つ目の対策は、CBD含有量が多いCBDビールに変えてみること!

CBDビールに含まれる一般的なCBD量は、10〜15mgです。
現状のCBDビールで効果実感がない方は、今よりもCBD含有量が多い商品を試してみては如何でしょうか。

CBDオイルを別で持っている方は、CBDビールに数滴加える形で調整するのもオススメです。

③:CBDビールの飲酒量を増やす

3つ目は、飲酒するCBDビールの量を増やすこと!

効果実感のない方は、単純にCBDビールの飲酒量を増やしていただければ、結果的に体内に摂取されるCBD量増えます。

じゃあ、沢山飲みまくれば効くってことかな!

いや、実はCBD摂取量を増やしつければ良いってことではないんだ。

CBDの効果の変化グラフ

実はCBDには、多量に摂取することでその効果が上手く作用しなくなるラインが存在します。

CBDビールはそもそも普通のビールより高価なので、飲みすぎてCBDが吸収できなくなっている状態は勿体ないです。
またCBD摂取を気にするあまり、アルコールの過剰摂取をしてしまうのも危険なので気をつけましょう

もちろんCBDビールは20歳になってからですよ!

④:ブロードスペクトラムのCBDビールに変える

最後4つ目は、ブロードスペクトラムタイプのCBDビールを試してみること!

アイソレートタイプよりは高単価になると思いますが、カンナビノイドやテルペンの種類が多いほど、効果実感も高まる可能性があります。

アントラージュ効果が期待できるので、効果ないと感じる方への対策になり得るかと思います。

通販のCBDビールは高い?自作で作る方法を紹介

ビールにCBDオイルを入れる

現在CBDビールを飲もうと思うと、提供している店舗に行くか、楽天などの通販で買う選択肢があります。
(あまりリアル店舗でCBDビールを並べているのは見たことがないですが、あるかもしれないです。)

しかし、CBDビールは1本あたり600円〜あたりの金額帯が多く、なかなか普通のビールと比較しても高価です。
きっと劇的な効果実感が期待できない中で買うのは、何だか気が引けるという方も多いと思います。

そこでCBDビールがどの様な感じなのか試してみたい方は、CBDオイルを市販のビールに適量入れる形で試してみて下さい。
CBDビールはCBD含有量が10〜15mgという商品が多いので、計算して同量を混ぜてみてください。

CBDは水溶性ではないので、CBDオイルをビールに入れても溶けることはありませんが、効果を試したいというニーズであればほぼ再現できるかなと思います。

CBDをドリンクなどに溶かす時は、エマリュージョンといって乳化剤を入れて混ぜるんだ。
そうすると脂溶性のCBDでも水に溶けている様に見えるのさ!
(溶けているのではなく、実際は見えなくなっているが正しい)

これで好まなければCBDオイルとして使用していただき、良かったら是非CBDビールの商品も試してみて頂ければと思います。

CBDビールを店舗で試してみたい方は、以下記事からお近くの店舗へ訪問してみてください。

【まとめ】CBDビールは油分のある食事と食べ合わせよう!

CBDビール

今回の記事では、『CBDビールに効果ない、効かない』と感じた方に対して、『CBDビールの正しい効果が出る使い方』を提示すると言うテーマに沿って、解説させていただきました。

全体を要約すると、以下のようになります。

この記事のまとめ
  • CBDビールではハイになることはない
  • CBDとアルコールの同時摂取で、身体へのメリットがあると示唆されている
  • CBDは脂溶性なので、CBDビールも油分のある食事と食べ合わせると吸収が良くなる
  • CBDオイルを市販のビールに入れて試すのもアリ!

今までは健康意識の高い方やヴィーガンの方、海外経験があって大麻文化に関心のある方がCBDユーザーのメイン層でした。

しかしCBDビールは、アルコールとのコラボによって、より広いユーザーへのCBD認知の拡大になり得ます。
CBDビールからCBDを経験する方が、この記事を通して少しでも効果実感を高めて、その魅力にハマってくれることを願っています。

以上「【ムダに高い!?】CBDビールに効果はない?正しい効果が出る飲み方4選」でした。

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