ここ半年〜1年の間に、沢山の新規CBDブランドが登場してきました。
そしてどのブランドもこぞって出している商品が、CBDペン(電子タバコ・VAPE)。
CBDリキッドと実質同じなのですが、CBDのリキッドやカートリッジを加熱して、気化したCBDを吸引して摂取する商品です。
食べて腸からの吸収を待つよりも、肺で吸収してしまうので効果実感までの時間が短いこと。
そして高濃度のCBDペンであることを主張する商品が目立つことなどから、効果への期待も集まっています。
しかしCBDペンを購入した方の中では、
- 『購入したCBDペン(電子タバコ・VAPE)の効果がない、効かないんだけど。。』
- 『CBDペン(電子タバコ・VAPE)が効かない理由は?』
- 『私って正しくCBDペン(電子タバコ・VAPE)を吸えてるのかな??』
- 『高濃度のCBDペン(電子タバコ・VAPE)でキマることはできないの?』
といった声も聞こえており、その効果に対して少し懐疑的な意見を抱いている方もいる様です。
結論としまして、CBDペン(電子タバコ・VAPE)でハイになることはありません。
また、効果がないと感じてしまう原因は、想定されるだけでも幾つかありますが、基本的には気化したCBDを正しく吸引できていないことが多いです。(所謂ふかしている状態)
- CBDは期待されすぎている
- CBDリキッドとCBDペン、CBDベイプなどのややこしいワード整理
- あなたのCBDペン(電子タバコ・VAPE)の効果がない理由
- 購入したCBDペン(電子タバコ・VAPE)の効果を最大化させる方法
この記事で紹介する正しい効果の出る吸い方を実践すれば、今以上に効果実感を高めていける可能性が高いです。
せっかく購入したCBDペンですから、効率よく摂取して、あなたのCBDライフをより良いものに変えていただければと思います。
CBDペン(電子タバコ・VAPE)でキマることはあるのか?
まず伝えたいこととして、CBD本来の効果が、様々な発信者の影響もあって、世間で過剰に評価されすぎていることがあります。
CBDは事実、研究においても多くの薬理効果が期待されており、CBDの利用によって不調を改善させたという声もよく聞きます。
しかし、一部の方はその効果に対して誤解を抱いてしまっているのではないかと考えています。
高濃度や吸引数を増やしても、CBDペン(電子タバコ・VAPE)はハイになる効果はない
まず結論として、CBDペン(電子タバコ・VAPE)でハイになることはありません。
ただしこれは日本国内における話であると付け加えておきます。
皆さんが『ハイになる』と表現しているのは、陶酔状態にあることを指しておりまして、これはCBDではなく、THCという成分によって起こる現象です。
CBDには向精神作用はないので、マリファナ(THCを含んでいる)と違ってハイになることはありません。
そしてそもそも、THC自体が日本では規制されているので、国内販売されているCBDペンにTHCが入っていることはないのです。
もしTHCがCBDペンから検出されてしまったら、法律違反だもんね!
しかし海外ではCBDペンと表現されている商品に、THCが入っていることはベーシックです。
これはCBDとTHCを一緒に摂取することで、効果が相乗的に上がる”アントラージュ効果“という現象を期待しての配合です。
ですので正しくは、日本で販売されているCBDペン(電子タバコ・VAPE)にはハイになる効果がない、ということです。
これはいくらCBDの濃度が高くても、そして吸引数を増やしても、そもそもCBDに陶酔状態に導く成分が入っていないので、ハイになること無いこと表しています。
THCなどCBD以外の他のカンナビノイドについて知りたい方は、以下の記事を参照ください。
CBDペン(電子タバコ・VAPE)の効果は過剰評価されている?
CBDがあたかも何でも治せる薬かの様に表現するメディアや発信者をたまに見かけますが、それは間違いです。
そもそも薬機法にも触れてしまいますからね。。
まず前提として、CBDの効果は以下の様なイメージであることを把握していただきたいです。
- CBDの作用によって、何でも治ったり、本来よりプラスの状態になる効果を生み出す
- CBDの作用によって、不調状態のマイナスな身体を徐々に正常値に戻していく
CBDが人間の身体に作用する流れを簡単に説明します。
人間の身体にはカンナビノイド受容体というものが備わっており、体の中で生成される内因性カンナビノイドと結合することで、ECS(エンドカンナビノイドシステム)という現象を起こします。
この現象が起こることで、ストレスや疲労などによってマイナスになった体を、本来の状態に保とうとします。
この本来の状態を保つ働きのことを、恒常性(ホメオスタシス)と言います。
そしてCBDなどのカンナビノイドは、この人間の体で生成される内因性カンナビノイドの代替になり得るということです。
つまりCBDを摂取すると、同じくECSが起こり、マイナスの身体を通常状態に戻そうとしてくれるのです。
内因性カンナビノイドや、カンナビノイド(CBDなど)が鍵で、カンナビノイド受容体が鍵穴のイメージです。
そしてマイナスになっているペインが深いほど、元の状態に戻る幅が大きいので、CBDペンで感じられる効果も大きくなるのです。
エンドカンナビノイドシステムについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参照ください。
CBDペン(電子タバコ・VAPE)が効かない!その4つの原因とは?
CBD自体が持つ効果と、作用の仕組みについて正しくご理解いただきましたでしょうか。
健康な方(マイナスになっていない)には効果を感じづらいと思われがちですが、不調を抱えている方には、CBDペン(電子タバコ・VAPE)はきっと素晴らしい手助けになり得ます。
でもせっかく購入したCBDペン(電子タバコ・VAPE)ですから、出来るだけ効果実感は高めたいですよね。
そこで、あなたのCBDペンの効果が薄い原因を、4つピックアップして解説していきます。
①:煙を正しく吸引できていない
まず1つ目は、上手くCBDペンの煙を摂取出来ていないことです!
CBDペン(電子タバコ・VAPE)は、カートリッジやリキッドを加熱することで、気化させてCBDを吸引摂取する商品です
ですので、吸収の仕方はタバコと同じであると認識して下さい。
“タバコをふかす“という表現がある様に、CBDペンも煙を肺に入れないで、口元に溜めて吐き出すだけでは当然何も起こりません。
タバコや、他のベイプを試したことがない方は、肺に煙を入れるということがイレギュラーで慣れないかもしれませんが、ふかしてしまっている場合は、それが効果ないと感じる大きな原因かもしれません。
②:CBDの含有量が少ない
2つ目は、CBDペンに含まれるCBD含有量が少ないケースです!
これは、購入したCBDペンに、そもそも微量のCBDしか含まれていないということです。
1回CBDペンを吸引して煙を吐き出すことを、『1パフ』と表現したりしますが、1パフに含まれているCBD量が少なければ、当然効果が感じづらかったり、効き目を実感しづらいでしょう。
同じCBDペンでも商品によってCBD量は違うから、じっくり比較してみよう!
③:1回のCBDペンの吸引回数が少ない
3つ目は、あなたのCBDペンの吸引回数が少ないということです!
これは捉え方としては、2つ目の目の『CBD含有量が少ない』という原因と同じ考えです。
1パフなのか、3パフなのかで、当然摂取できるCBD量に差が生じるので、吸引回数が少なければCBDの摂取量も少なくなり、効果ないと感じてしまう可能性があります。
じゃあ、何回も吸えば良いってことかな!
いや、必ずしもそうではないんだ。
ただし、無闇に吸いすぎるのも注意しないといけません。
実はCBDには、多量に摂取することでその効果が上手く作用しなくなるラインが存在する様なのです。
ですので、1回で何パフ吸えば良いかをメーカに確認の上、その基準をベースとしながら、自分の体の調子を見ながら最適解を模索してみるのが良いでしょう。
④:アイソレートのCBDだった
そして最後4つ目は、そのCBDペンがアイソレートCBD原料であるということです!
これは、CBD以外の成分が入っていないために効果実感が薄かったということです。
CBDの抽出方法は、大きく分けて3つあり以下の通りです。
- アイソレート・・・CBD単体
- ブロードスペクトラム・・・CBDと他のカンナビノイドが1つでも加わっている
- フルスペクトラム・・・全てのカンナビノイドが含まれている
上項でアントラージュ効果について少し取り上げましたが、CBDは他のカンナビノイドやテルペンなどと一緒に摂取することで、吸収率や薬理効果が高まるとされています。
ですので、あなたのCBDペンがアイソレートならば、まだ効果実感を高めるための施策はあるという認識です。
様々なCBDの抽出方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
CBDペンの正しい効果が出る使い方!吸い方を意識しよう!
CBDペン(電子タバコ・VAPE)の効果がない、効かないと感じる理由についてご紹介いたしましたので、次はその対策までしっかりと提案させていただきます。
①:しっかりと肺に煙を取り込む
1番大事だと思うのは、しっかりとCBDの蒸気を肺に取り込むことだね!
CBDの摂取方法は、
- 舌下摂取
- 吸入摂取
- 経口摂取
- 局所投与
- 経皮吸収
と大きく分けて5つある中で、CBDペン(電子タバコ・VAPE)は吸入摂取にあたります。
つまり、しっかりとCBDの煙を肺に取り込んで、肺から摂取するという意識が大切です。
口でフカして終わらない様に、深呼吸をする様にスーッとCBDペンから蒸気を吸います。
そして3秒ほど息を止めてステイし、その後ゆっくりと煙を吐き出します。
吸う時に強く吸いすぎず、通常の深呼吸の様にゆっくりと自然に吸う様にしてみてください。
②:高濃度のCBDペンに変えてみる
2つ目の対策は、高濃度のCBDペンに変えてみること!
低濃度であったり、商品自体に含まれるCBD含有量が微量だと、当然ながら効きづらくなります。
しっかり吸入はできているという方は、現在お持ちのCBDペンよりも、高濃度の商品に切り替えることで、効果実感に改善が生じる可能性があります。
以下の記事でCBD濃度と含有量の違いと重要性について解説していますので是非チェックしてみて下さい。
③:CBDペンの吸引回数を増やす
3つ目は、CBDペンをパフパフする回数を増やしてみること!
以下の2つを比較した場合、高濃度だから前者の方が効果があると感じるかもしれません。
- 高濃度のCBDペンを1パフ
- 低濃度のCBDペンを5パフ
しかし実際に重要なのは、体に取り入れることができたCBDの総量なので、高濃度であっても摂取回数が少ないと効果も効きずらくなります。
体の反応を慎重に確認しながら、吸入の回数を増やすことで効果を感じやすくなるかもしれません。
④:ブロードスペクトラムのCBDペンに変える
最後は、ブロードスペクトラムのCBDペンに切り替えてみること!
アイソレートよりも価格は上がってしまう可能性が高いですが、出来るだけカンナビノイドやテルペンの種類が多いものを選ぶことをオススメします。
アントラージュ効果が期待できるので、効果ないと感じる方への対策になり得るかと思います。
【ワード整理】CBDペン(電子タバコ・VAPE)とCBDリキッドの違いは?
CBDペンを購入しようと考えている方は、ネット検索をかけると、CBDペン、VAPE、ヴェポライザーなど似た様なワードが乱立していて理解に苦しむかと思います。
そこで以下で、CBDペン関連ワードを区別できる様にします。
まずCBDペンですが、これは使い捨てを表現していることが多いです。
特に充電などを必要とすることがなく、吸引をすることで加熱して霧化したCBDを吸えるペン上の電子タバコです。
CBDベイプは、別売のCBDリキッドを中に入れたり、フレーバー付きのカートリッジを装着することで、加熱してCBDを吸引する電子タバコです。
充電が必要であったり、カートリッジの入れ替え、リキッドの注ぎ足しが必要になる場合が多いです。
ヴェポライザーの本来の意味は、VAPEがリキッドを加熱するのに対して、タバコの葉っぱ(シャグ)を加熱して気化した煙を吸う商品です。
ベイプがノンニコチンであるのに対して、ヴェポライザーはタバコ葉を加熱するのでニコチンが入ります。
しかしCBDヴェポライザーと表現している商品に関して言えば、VAPEとごっちゃになっているだけで、基本ノンニコチンです。
CBDベイプに中に入れるCBD含有のオイルの様なもの。
CBDオイルが舌下に垂らすのに対して、リキッドはベイプに入れて加熱して、その蒸気化した空気を吸う。
以上の様に、それぞれのワードによって若干意味合いが違います。
ですが色々な商品を見ると、CBD事業者側もワードの理解をしていないなと感じることが多いので、実際には同じく電子タバコの様なもの、と捉えていただいて問題ございません。
- 他の商品(リキッドやフレーバーカートリッジ)を買わないといけないのか
- 使い捨てでずっとは使えないのか
あたりの確認さえすれば問題ないかと思います。
またCBDペンが何回吸えるのかについて、購入されるCBDメーカーにお問い合わせしていただければと思います。
【まとめ】CBDペン(電子タバコ・VAPE)はフカさないように吸うべし!効果ない時は濃度や含有量も見直そう
今回の記事では、『CBDペン(電子タバコ・VAPE)に効果ない、効かない』と感じた方に対して、『CBDペン(電子タバコ・VAPE)の正しい効果が出る吸い方』を提示すると言うテーマに沿って、解説させていただきました。
全体を要約すると、以下のようになります。
- CBDペン(電子タバコ・VAPE)ではハイにならない
- 健康体でペインが無い人には、CBDペン(電子タバコ・VAPE)の効果は感じづらい
- CBDペン(電子タバコ・VAPE)は、フカさずに肺で吸収する意識が大事
- 濃度や含有量なども考えて商品選びをする
せっかく購入して頂いたCBDペン(電子タバコ・VAPE)なので、意味なく吐き出さずに、しっかりと吸収していただき、最大限の効果を感じていただきたいです。
この記事を通して、CBDペンから他の商品にもハマっていくCBDラバーが増えることを願っています。
以上「CBDペン(電子タバコ・VAPE)の効果がない?正しい吸い方について解説」でした。